STORY

初夏に楽しむシャンパンとスパークリングと題しましてワイン会を行いました。

当初はスパークリングワインの製法の違いを軸にそれぞれの発泡性ワインを紹介するつもりでしたが、シャンパン方式で造られた瓶内２次発酵ワインのクオリティがやはり高く、ほとんどが瓶内2次発酵ワインの紹介になってしまいました。

近年ではシャンパーニュ以外で造られる、瓶内２次発酵ワインのレベルの高さに驚かせられます。要望の大きかったフランチャコルタも、イタリアの奇跡と言われるようにシャンパンに切迫するスパークリングワインであり、フランス→パリ→シャンパーニュと同じように、イタリア→ミラノ→フランチャコルタとブランディングでも全く引けをとりません。キメの細かい泡とエレガントな余韻など共通するニュアンスを多く感じます。

またインド発スパークリングワイン、スラも紹介させていただきました。ロゼがかったシャンパン方式で作られるインドワインスラがペイスリー柄のカラフルな瓶にボトリングされている様子を見るとヨーロッパのワインと遜色ないように思えます。なによりもインドでも当たり前の様に瓶内2次発酵でスパークリングワインを造る事に驚きます。

メインディッシュは雄鶏の赤ワイン煮込みコックオーヴァンをご用意させていただきました。シャンパンやスパークリングとも相性は良いのですが、赤ワインもないと飽きてしまいそうなのでシャンパーニュ地方の赤ワイン、コトー・シャンプノアをご用意させていただきました。特殊なワインで普段あまり口にする機会の少ないワインなのでお客様にも喜んでもらえて良かったです。

当日はあいにくのお天気でお足元の悪い中でしたがご来店誠にありがとうございました。

ソムリエ　猪股